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「トゥルー・ロマンス ディレクターズカット版」買いました!&年末のご挨拶

遅ればせながら「トゥルー・ロマンス ディレクターズカット版」をようやく観賞できましたので、その感想をば。

DVDが早々に廃盤になった関係でここ数年プレミア価格で取引されていただけに発売されただけでも嬉しいのですが、今作は2005年ごろにアメリカで発売された「ディレクターズカット版」の本編をブルーレイ、特典をDVDで収録した2枚組という日本初公開な内容満載ということで、もうファンとしては感涙モノ!!!

中でも感動したのが未公開シーンの数々で、その中にはタランティーノの脚本通りの結末が!まさか撮影されていたとは…!しかも故トニー・スコット監督とタランティーノがそれについて音声解説をしているというすごさ!
製作当時に結末を変えられたことでタランティーノが激怒し、一時公開が危ぶまれたと話題になりましたが、監督が一応両方のパターンを撮影・編集し、それを見て最終的にクラレンス&アラバマが生き残るエンディングが選ばれたとのことです。タランティーノも音声解説で「彼の監督作品なら、生き残るエンディングの方がふさわしかった」と語って納得しているようだったのでひと安心!?

また本編ブルーレイの方にはクリスチャンとパトリシア・アークエットの音声解説も入っておりました。語っている内容からするに収録はアメリカでの発売の頃のようで、右肩の刺青がまだないことに言及していたり、2人の子供の父親になったことや、胸毛は現在の方が濃いことwなど当時の近況を交えながら、撮影当時の裏話や若い頃の自分たちを回想していたのが印象的でした。
その中でちょっとクリスチャンの役者魂を感じたのが、ドレクセル殺害後のアラバマとのシーンをやり直したいと言っていた所。「結婚したとはいえ、2人は出会って間もないからアラバマに対して怒鳴って詰め寄るのは嫌で、このシーンでは感情移入できなかった。だからやり直したい」(要約)とのことで、撮影時の彼の演技に対する心情を垣間見れてファンとしては大満足でした。……でもその後でパトリシアに「それ当時も言ってたけど、監督とみんなで説得したのよ?」と突っ込まれていたのには笑いました。(殺人を犯した後で気が高ぶっていて怒鳴った…と説得したんだそうです)

…などなど、とにかく往年のファンには涙モノの特典映像満載、また本編の方もブルーレイ化で鮮やかな映像で堪能できますので買って損はない逸品です!(綺麗になりすぎて一部スタントシーンで本人じゃないのが丸分かりする部分もありましたが、その辺も楽しめますということで…)


さてさて、ということで今年もあと1日となりました。
どのくらいの方がここを見ておられるかは分かりませんが、今年も見てくださってありがとうございました。
来年こそはコンテンツの方に手をつけ…たいと思っておりますので、気長にお付き合い頂けると幸いですw

それではみなさま良いお年を~~!