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「ワイルド・スワン」観ました!

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遅くなりましたが、2月12日にDVDが発売された「ワイルド・スワン」をやっと観ました。

DVDスルーかつ「クリスチャン・スレーター主演!」とパッケージにデカデカと載ってる時点でお察しください感満載でしたが、見事予感的中な作品でございました。そうクリスチャン実は脇役なんだけれども、パッと見で(日本では)クリスチャン以外に知名度が高い出演者がいないための苦肉の策なキャッチコピーを盛り込んでしまった作品であります。ちなみにこの映画、アメリカとロシアの合作なのですが、ロシアでは劇中でも表示されるタイトル「White Swan」となっており、メインビジュアルも主役のヒロインが目立つものになっているのですが(日本版も一応ヒロイン推しなビジュアル&タイトルではありますけどね。だからこそ「クリスチャン・スレーター主演!」の文字に違和感アリアリw)、アメリカでは「Assassins Run」というタイトルで公開され、メインビジュアルも数種類あり、中にはクリスチャン主演のアクション映画にしか見えないものもあったりという、なんだかいわく有り気な感じ…?

さて作品の内容としては元バレエダンサーで夫を殺されたヒロインが、誘拐された娘を助けるために脱獄、救出に向かうというアクション作品。主役であるマヤ役のソフィア・スカヤは元プロのバレエダンサーで、アクション・シーンや実際にバレエを踊るシーンも吹き替えなしの好演をしています。特にバレエの動きを生かした格闘シーンは必見!

…で、クリスチャンはと言いますとマヤの夫マイケル役。役の出番としては実質30分で退場するという、クリスチャン目当てで見ると「金返せ!」と言いたくなる役柄でございました。ただし多忙ながらも妻と娘を愛する良いパパ役なので、若い頃のやんちゃなイメージを考えるとこういう落ち着いた役柄にはギャップがあって新鮮だったりします。

総評としてはクリスチャン目当てで観る映画ではありませんが、そこそこ楽しめる作品でありました。…ただ結末が若干収まりが悪いというか、次回に続く…というか、日本の漫画で言う打ち切りENDみたいだったのが気になるところでしょうか。