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ようやく「FINAL FANTASY 零式」1周目をクリア…!

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さあ、また前回の更新から間がかなり空いてしまいましたが、なにをやっていたかというと、日々のお仕事に追われつつもしっかり発売日に買っていた「FINAL FANTASY零式」を夜な夜なプレイしておりました。そしてほんの1時間ほど前にようやく1周目をクリア!……なんかね、クリアした後でプレイ時間見なおして見たら95時間ほど経過してました。頑張ったな私…。

さてここからは感想。

まあ95時間も1周目の段階でやっちゃったわけですから、当然おもしろかったです。アクションRPGということでちょっと不安だったのですが、特に複雑な操作は要求されず、また夏に配信された体験版で目立ったカメラワークの悪さやファントマ回収のもっさり感がしっかり改善されていたので遊びやすかったです。レベル差がある敵も相手の隙を攻撃すると即死、または大ダメージを与えられるというシステムがあり、ある程度操作になれればこれらによってちょっとまだ早いような敵相手にもなんとか戦っていけるのもついついやりこんでしまうポイントかも。アクションRPGではありますが、フィールドマップを移動したり、飛空挺を自分で操作して目的地に行ける等、ここ最近のRPGではあまりお目にかかれなかった懐かしい要素があったのも嬉しかったり。

プレイヤーキャラが14人もいるのでレベル上げが大変なのはちょっとネックでしたが、固定メンツで戦わなければいけない場面が序盤のみのため、それ以降はどのキャラを使ってもよく、ぶっちゃけてしまえばメインで使いたい3人とサブ3人のレベルだけ上げておけば良いという感じ。(私はなんだかんだで割と全員平均的に上げてしまいましたが…)またキャラの操作性や性能が大まかなカテゴリはあれど基本的には差別化されていて、各人が装備できる攻撃用アビリティや魔法が基本2つまでなのでなんでもできる万能キャラが作れず、嫌でも各キャラクターの個性が出てくるのも◎でした。その中から自分に合うキャラクターを見つけていくのが楽しい。

ちなみにお気に入りキャラはダントツでセブン。これはもう発売前から決めてましたもの。声がFF10のユウナこと青木まゆこさんで、武器が鞭剣とか私に使ってくれといわんばかり(?)のキャラですもの!姉御肌のクールキャラというのも良く、声だけ聞いてたら「本当にユウナと同じ人?」と思うギャップも良く、ええ大満足です。次点は笛吹きのデュース。最初は支援や回復に特化した補助的な動きができるキャラということで使っていたのですが、笛を使った攻撃(…とは言っても音波で攻撃するんですけど)がおもしろい性能で逃げ回りながらじわじわと相手の体力を減らせたりと便利で一気に主力キャラに。また声が花澤香奈さんという方なのですが、結構好きな感じの声質でイベントでも目立っていたというのもポイントです。男性キャラではエイト。ちょっとフレディにそこはかとなく似てるというのも萌えポイントですが、武器が自分の拳のみという見た目に反して漢(オトコ)な所も良く、また単純に動きが速くて小回りが利くので使いやすいのも◎。使用頻度が高かったのはこの3人ですが、0組全員なんだかんだで愛着が湧いて結局均等に使ってました。みんな本当に個性的でした。

さてここからはネタバレありのストーリーの感想へ…。

続き

戦争ものということでオープニングから人の「死」というものがものすごく強烈に描写されていて、ストーリー自体は重く暗い雰囲気でした。が、舞台はクリスタルの力で人々は死んだ人の記憶を忘れてしまうという世界。なので誰かが死んだとして例えそれが肉親や親しい人物であっても、「あれ?そんな人いたっけ?」という状態になってしまうというのが私的にとても新鮮でした。「あいつの行方は分からないけど、まだ記憶に残ってるなら少なくとも生きている」なんていうやりとりも印象的。

主人公たちに関わるキャラクターも途中で亡くなってしまうキャラがいるのですが、中でも隊長だったクラサメと、補給係のアリアの死は特に強烈で印象的でした。クラサメに関しては死亡フラグ立てまくっていたので、まあ死ぬだろうなとは思っていたのでそれ自体はそこまで驚きはなかったのですが、クラサメが亡くなったあとの主人公たちが本当にドライな感想を口にするのです。その直前には「死んでも絶対に忘れない!」なんて言っていたはずなのに、いざ死んだら「顔も思い出せない」なんて言われてしまうのがいろんな意味で泣けました…。アリアに関しては本当に予想外。確かにあの状況なら殺されてしまうだろうけど、本当に唐突すぎて…。

…とまあ重いストーリー展開ながらも、学園モノのゆるい雰囲気を出しつつ、戦争の悲惨さや残酷さもしっかり描写するという秀逸な出来に「これがFF13として出てれば良かったんじゃね?」なんて思ってしまいました。………ラストダンジョンに行くまでは。

というのがラストダンジョン突入前のストーリー展開がとにかく急すぎて「ハァ?」と思わずにいられないものだったです。2周目に明らかになる謎もあるんでしょうけど、ラストダンジョンからエンディングまでの一連の流れが本当にそれまでを台無しにするくらいの超絶展開かつ説明不足で本当に本当に残念…orz これでエンディングの内容がひどかったら発狂してたかもしれませんw

最後に迎えるエンディングは悲しいものでしたが、0組の12人が壊れた教室で語り合う最後のシーンは非常に印象的で、クリア後にもう1回見直してしまいました。彼らもまだ高校生で本来なら戦争とかと無縁なはずの子たちだったはずなのに…という思いが思わず涙に。年取ったなぁ私w

その他で気になった点としてはFF13ほどではないものの、ストーリーに関連する専門用語がバンバン出てくるのもちょっと敬遠される要因かなと思いました。ただFF13と違ってメニューのヘルプだけでなく、学園や町の人たちの会話で充分補完できるので物語の根本の謎となる部分以外は自然に理解できるレベルではありましたが。

…と、とりあえず相変わらずとめどなく書いてしまいましたが、久々にのめりこんだRPG作品であることには変わりありません。とりあえず最後の急展開以外は文句なくおすすめできる作品でありますw FF13-2もおもしろくしあがってるといいなぁ…。