Episode 42 Parallel Play - 「遊戯」

 ケイトリンは家のベッドの上で友達2人といたずらを楽しんでいた。それは夜中に電話帳からランダムに選んだ既婚男性の家に電話をかけ、その男性の妻に浮気相手を装ってからかうというもの。いたずらに成功したケイトリンは友達と大喜びするが、その勢いでベッドから落ちてしまう。頭から落ちた彼女は笑顔で硬直したまま絶命した。

-本日のお客様-
ケイトリン・エリーズ・シュトルテ 享年14歳
KAITLIN ELISE STOLTE (1989-2003)

 デイヴはアーサーが葬儀ディレクターとして着実に成長しているのを感じていた。アーサーを連れてデイヴとキースは買い物に出かけるが、そこでデイヴはキースから、アーサーは自分たちと同じゲイではないかと指摘される。そこでキースの提案でデイヴはアーサーに、「ゲイの先輩からの人生のアドバイス」としてスーツを一着プレゼントした。しかしその翌朝、アーサーはプレゼントしたスーツを残してF&Dを去ってしまう。ゲイ仲間として歓迎しすぎたのかと反省するデイヴだったが、実際は別の理由でアーサーは去っており、またクレアから彼とルースが過去に付き合っていたことを知らされ、自分とキースの勘違いを知ることとなる。
 キースは若手人気女性歌手セレステのボディーガードに付くことになった。しかし彼女の不在中、楽屋のトイレを使ったキースは同僚から注意されてしまう。クライアントの物はたとえ楽屋のトイレであっても使ってはいけなかったのだ。

 ルースとジョージの元に誰からか綺麗な包装をされた結婚祝が贈られてきた。しかし中身はまたもや人間の糞便。全く動じないジョージに苛立ったルースは、1人犯人探しに躍起になる。そしてジョージから「昔の交際相手の仕業では?」と言われたルースは、アーサーが犯人ではと疑う。アーサーを問い詰めるルースだったが、彼は犯行を否定し、ルースに疑われたことにひどく傷ついた。翌朝、アーサーはフィッシャー家に感謝する書置きを残し、F&Dを去っていってしまう。

 クレアはアニタとラッセルから友人ジミーの家で行われるパーティに誘われた。乗り気でなかったクレアだったが、イーディも来ると聞きその誘いを受ける。パーティ中ちょっかいを出してくるラッセルを無視し、イーディのステージパフォーマンスを楽しんだクレアだったが、彼女が女性とセックスする現場を目撃してしまう。アニタから彼女が正真正銘のレズビアンであることを聞かされたクレアは驚く。

 ブレンダはジョーとの関係を進めつつあったが、彼とのセックスは順調ではなかった。ジョーはいわゆるマゾヒストで、相手に攻められないと快楽が長く続かなかったのだ。そう彼から打ち明けられたブレンダだったが、ジョーとの関係に求めているものは普通のセックスであり、個人の嗜好やドラッグの勢いでセックスすることは、セックスするということ自体から逃げていることだと反論し、2人の仲は一時的に険悪になる。しかし考え直したブレンダは翌日ジョーに謝り、そして2人は理想のセックスとはお互いを解放するものであり、本当の自分を隠さないで曝け出すべきと結論を出し、再び愛し合う。

 胸の整形手術で入れたシリコンが破裂し、その再手術のために頭金として1500ドルが必要であることをソフィアから聞かされたフェデリコは彼女に同情し、無償で1500ドルを支払ってしまう。

 F&Dを辞めたネイトはマヤを連れて、同じ年頃の子供を遊ばせる集会に参加する。そこで1人のシングルマザーと知り合ったネイトは彼女の家を訪れて関係を持つ。翌朝も彼女の家を訪れて関係を持つネイトだったが、その後も居座ろうとするネイトに彼女は、用事があるから帰って欲しいと告げる。ネイトはそれを自分を切り捨てる発言だと一方的に受け取り、彼女の家を出て行く。
 ネイトがフィッシャー家に戻ると、家族たちが離れの前で物を燃やしていた。ガレージセールで売れ残った商品をクレアの提案で焼却していたのだ。ネイトはそこに自分の部屋からリサと使っていたシーツや枕を火に放り込み、ルースに離れから母屋に戻ることを告げる。そして離れは代わりにクレアが使うことになった。

今回のキャラクター発言 Pick Up

雑感・解説

 キースがボディーガードすることになった歌手のセレステを演じるのは、「バファー恋する十字架」でバフィーの妹ドーン役だったミシェル・トラクテンバーク。当時に比べるとメイクの関係もあって随分ケバ…成長した姿に。またセレステが出演したトーク番組のホストとして登場しているのは、実際にトーク番組を持ち、エミー賞の司会を務めたこともあるエレン・デジェネレスご本人。

<<前へ ▲上へ▲ 次へ>>