アローン・イン・ザ・ダーク
ALONE IN THE DARK

DATE

2005年 カナダ/ドイツ/アメリカ映画 98分
監督 - ウーヴェ・ボル

CAST
  • エドワード・カーンビー - クリスチャン・スレーター
  • アリーン・セドラック - タラ・リード
  • リチャード・バーク - スティーブン・ドーフ
STORY

 超常現象の捜査員エドワード(クリスチャン・スレーター)は孤児院で育ち、10歳の頃にそれまでの記憶を消された。当時そこで何かが起こったと考えた彼は物心がついた頃からそれを調査し続けていた。とある調査から戻ったエドワードは空港からの帰り道、謎の男に襲撃される。拳銃で撃たれても死なないその男を苦闘の末倒したエドワードは家に戻るが、そこで突然頭痛に見舞われ意識を失う。携帯電話の鳴る音で目を覚ました彼だったが、電話の相手は同じ孤児院で育ったジョンの妻リンダであり、昨夜彼が突然失踪したことを知らされる。そしてそれについて調査を進めるうち、同じ孤児院で育った自分以外の19人全員が昨夜失踪したことが判明する。
 その一方で手に入れたばかりのチリの金鉱で見つかったという謎の遺物の調査のため、学者で昔の恋人でもあるアリーン(タラ・リード)の務める博物館を訪れたエドワードだったが、そこで2人は謎の怪物に襲撃される…。

解説

 人気ゲーム「バイオ・ハザード」シリーズの原点とも言われる、ホラーアクションゲーム「アローン・イン・ザ・ダーク」を映画化した作品。監督は同じくゲームの映画化作品である「ハウス・オブ・ザ・デッド」でいろんな意味でその名を知らしめた、ハリウッドの反逆児ことウーヴェ・ボル。実はクリスチャンの人気復帰作となるのではと期待されていた作品だったのだが、興行成績は一度も週間TOP10に入ることなく大コケした。映画の内容もそれが納得できる出来となっており、謎を調査している最中にさっさと敵が攻め込んで来て軍隊と戦闘に入ってしまい、気が付けばよく分からないエンディングを迎えているという見事な観客の置いて行きっぷり。一応エドワードが謎を解き明かしては行くのだが、明らかにその描写よりも怪物との不毛な銃撃戦が大半を占めている。ラジー賞にもワースト監督賞、ワースト主演女優賞にノミネートされている。これらの要因、またゲームの「アローン・イン・ザ・ダーク」自体日本での知名度はあまり高くないにも関わらず、それでも小規模とはいえ日本で劇場公開されたのが不思議な作品である。
 クリスチャンは主役のエドワード役。映画の内容は散々なのだが、クリスチャンの容姿に関してはここ数年の作品ではズバ抜けてカッコ良く(単純に私が無精髭とタンクトップ姿に萌えてるだけという話も…)、開始10分の謎の男との戦闘シーン「だけ」は非常に良い出来となっている。おそらく、仰向けの状態からサマーソルトキックをかましつつ直立するという無茶な動きをするクリスチャンは、この作品以外では今後お目にかかれない可能性大だろう。

ビデオ・DVD・関連書籍など
MY RATE (個人的5段階評価)
ストーリー ★★☆☆☆ : 2
戦闘シーン(冒頭以外) ★☆☆☆☆ : 1
クリスチャンの容姿 ★★★★★ : 5
総評 ★★☆☆☆ : 2
感想
…準備中…

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