ウインドトーカーズ
WINDTALKERS

DATE

2002年 アメリカ映画 134分
監督 - ジョン・ウー

CAST
  • ジョー・エンダーズ - ニコラス・ケイジ
  • ベン・ヤージー - アダム・ビーチ
  • チャーリー・ホワイトホース - ロジャー・ウィリー
  • オックス・ヘンダーソン - クリスチャン・スレーター
  • イェルムスタッド - ピーター・ストーメア
  • パパス - マーク・ラファロ
  • ハリガン - ブライアン・ヴァン・ホルト
  • リタ - フランシス・オコーナー
STORY

 時は第2次世界大戦。日本軍にことごとく暗号を解読され、窮地に立たされていたアメリカ軍は、ナバホ族の言語を使った新暗号システムを開発。そしてナバホ族からその暗号システムを訓練され、コード・トーカーズ(暗号通信兵)となった、ベン・ヤージー(アダム・ビーチ)と、チャーリー・ホワイトホース(ロジャー・ウィリー)が戦地の前線へ派遣されることとなった。だがアメリカ軍としては、このナバホの言語を使用した暗号の秘密は絶対に日本軍に知られてはならない。前線でコード・トーカーズが捕まり、拷問の末に暗号の秘密をバラしてしまうことも考えられる。そこでアメリカ軍は、前線に派遣されるコード・トーカーズに護衛として優秀な兵士をつけることにした。しかしその護衛の兵士には極秘の任務として、「コード・トーカーが捕虜になることは、彼を射殺してでも避ける」という命令も同時に下されるのだった…。
 コード・トーカーズの護衛として選ばれた兵士は、オックス・ヘンダーソン(クリスチャン・スレーター)、そして軍の病院から戦線に復帰したばかりのジョー・エンダーズ(ニコラス・ケイジ)の2名。エンダーズはヤージーを、オックスはホワイトホースをそれぞれ護衛することになり、激戦区サイパン島へ上陸する…。

解説

 ジョン・ウー監督による第2次世界大戦を舞台にした戦争映画。しかしただの戦争映画におさまらず、「暗号兵を射殺してでも暗号を守れ」という不条理な命令を下された兵士の葛藤や、その兵士と暗号兵との男の友情を深く描いた作品になっている。鳩が飛ぶ、スローモーション、二丁拳銃で突っ込むなどジョン・ウー映画の醍醐味というべきものがほぼないのが残念ではあるが、その辺りは護衛兵と暗号兵の男の友情でカバー?(ある意味クライマックスで見せる、ニコラス・ケイジの火事場のクソ力はジョン・ウー映画っぽいといえばそうもいえなくもないかもしれない…)
 クリスチャンは主役のニコラス・ケイジ演じるエンダースと同じ、暗号兵を護衛を命令された兵士オックス役。「スコーピオン」に続きアレな役だが、出番は終盤まである上に、クライマックスに向けてかなり重要な役割を演じている。ちなみにこの映画の出演者は実際に新兵訓練所キャンプに参加し、1週間海兵隊の訓練を受けたのだが、クリスチャンはその最終日に31歳の誕生日を迎えている。

ビデオ・DVD・関連書籍など
MY RATE (個人的5段階評価)
ストーリー ★★★★☆ : 4
ジョン・ウー度 ★★☆☆☆ : 2
軍人クリスチャン ★★★★☆ : 4
総評 ★★★★☆ : 4
感想
…準備中…

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