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GARNET CROWが解散!

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久々に音楽関連の話題なのですが、大変残念なニュース…。

昨日の夜、仕事から帰ってうたたねしてたら会社の同僚からメールがありまして、寝ぼけ眼で内容を見てみたら、なんと!私も好きでよく聴いていたGARNET CROWが解散してしまうとのこと!!

エイプリルフールまだじゃんとか思いながらYahoo!を開いて見たら、本当にトップニュースに出てるよ!!!

何気にトップニュースで扱ってもらえることに喜びつつも、解散という事実にショックを隠せずしばらく茫然としてしまいました…。


最近関心が別方向に向いている関係で昔ほど熱心なリスナーではなくなってはいたのですが、デビューから聴き続けているアーティストだったので本当に悲しすぎる…orz

正直、愛内里菜が引退した3年前にも「もしや…」という不安はあったのですが杞憂に終わり、その後もコンスタントに活動を続けて最新アルバムも週間TOP10入り。現Being勢ではガッチリ固定ファンを掴んで安定飛行を続けていただけに本当に寝耳に水。

爆発的にブレイク!…とまでは行きませんでしたが、おそらく同時期に同じぐらいのポジションにいた別事務所のアーティストで、GARNET CROWほど絶妙な立ち位置で活動を続けてこれたアーティストはいないんじゃないかと思います。

一応解散の理由は「GARNET CROWとしてはすべてを出し切った」というその後の個々の活動に関しては前向きなものになっていますが、音楽市場がものすごい勢いで衰退している現在。もし本当の理由が「活動していく上で採算が取れなくなった」ということだとしたら、GARNET CROWクラスのアーティストでもそんな状況になってしまうのだからよほど深刻な業界事情なんだろうなといらん邪推をしてしまったり。

いえ、本当にこのクラスのアーティストが解散しちゃうって衝撃ですよ。

続き

思えば13年前、たまたまTVで流れてきた「お腹がすいたら 電話してピザ食べよう」(「君の家に着くまでずっと走ってゆく」のインディーズ版)のメロディとフレーズ、そして声がものすごく耳に残ってハマってしまったのが聴き始める最初のきっかけでした。

メジャーデビューしてからは歌い方のクセが強くなり、少年っぽい声質で、何語で歌ってるんだか分からない & ファルセットを多用する独特のボーカルに世間では好き嫌いが思いっ切り分かれる結果になりましたが、私はもちろんハマってしまった方。メディア露出・ライブを経験して歌い方が変わる3rdアルバム以前の楽曲は今でもよく聴いています。

かといってそれ以降がダメというわけではなく、もうその頃には楽曲の方向性というか、GARNET CROWのイメージが確立されてしまっていたので多少ボーカルの雰囲気が変わろうがあまり関係なかったのです。

そう「ダークで鬱」、「明るい曲調でもどこか暗い」というイメージが…。

一見ネガティブなイメージなんですけど、気分を上げるんじゃなくて静かに聴き入ってみたい、ちょっと哀愁に浸ってみたいっていう気分な時にジャストフィットなアーティストがGARNET CROWだったのです。でもやはりBeing系だからか、絶望的に暗いわけじゃなくてやはりどこか聴きやすさが残っているのがポイント。(…でも今に思えばやはりBeing系では異端な存在だったかも?)


世間一般では特徴的なボーカルのイメージが強いですが、独特な詞の世界も魅力のひとつでした。刺激的で陰鬱な言葉が目立っているようで、詞全体で見ると決してそれだけで終わっておらず前向きな内容だったり、逆に明るい曲調の歌だなと思って歌詞を見てみたら死を暗示した内容の曲だったりで、ただ聴くだけじゃ終わらない、1曲で二度おいしい的な。

また会社側もその辺を売りにしていたので、ライブDVDがすべて歌詞字幕つきというのも良かったですね。私は基本「ながら聴き」の人なので、歌詞カードって買って聴く前に一読してそのまましまってしまうことが多いので、空耳度の高いボーカルということもあり、字幕で歌詞を見ながら聴いたら「こう歌ってたのか!」と驚くと同時にその楽曲が好きになったりと、作品に触れれば触れるほど新たな魅力を発見できるそんなアーティストでした。

解散は本当に残念なのですが、もともとメンバー全員楽曲製作に長けた方々ですので、今後も何かしらの形で楽曲に触れることができるのではないかと淡い期待も抱いていたりします。

…まあBeing大丈夫なのかっていう不安がそれ以上に勝ってるんですけど!

とりあえずGARNET CROWの皆さん、13年間お疲れ様 & ありがとうございました!!


願わくばラストライブ行きたいぜ。
会場限定販売のミニクロCD買いたいぜ。