念のため。一通り軽ーく話を進めた方が楽しめると思います。



「あーもう、なんでこんなに狭いのよっ」
「しょうがないだろう。この広さで精一杯なんだから」
「本当に狭いですっ! これではまるっきり犬小屋ですっ!!」
「小動物には丁度ぴったりだ」
「朋也くん、BGMにバイオリン使っていい?」
「 駄 目 、絶 対 」
「こら、朋也。何処を触ってる」
「いや、それ多分春原」
「決めつけるのはどうかと思いますけどねぇ!」
「実際触ってんじゃん。――って、もう意識無いか」
「あ、あの、岡崎くん……やっぱり舞台袖に引かせて何人かずつ出た方が……」
「駄目、全員で出るってのがあいつたっての希望だから」
「岡崎さん、私のお友達を連れてきては駄目でしょうか?」
「さすがに人数オーバーになるから、また今度な」
「ここから血みどろの舞台が始まるわけだね……ふふふ……」
「いや、そう思っているのお前だけだから」
「ちょっと、誰よあたしの胸に顔埋めてるの!」
「多分、さっき智代に蹴飛ばされた春原じゃねえの? っていまなんか砕ける音がしたな……」
「舞台……それは愛を語るステージとどう違うというのか……そう――」
「あー、芳野さん、あんまり飛ばさないでくださいね」
「岡崎さーん! なんかちっちゃい女の子があちこちパタパタ走ってますーっ!」
「わるぃ、芽衣ちゃん。ちょっと抱きかかえてて」
「オイ小僧、そろそろはじめろ! 狭くてかなわんぞ」
「はいはいはいはい。渚、渚はどこだ?」
「こっちですよ。朋也さん」
「あ、早苗さん、ありがとうございます」
「呼びましたか? 朋也くん」
「おう、全員揃った。照明も音響もバッチリだ。だから、タイトルコール頼むわ」
「はいぃ!?」
「愉快な悲鳴をあげるんじゃない。お前がいないと始まらないだろ。ほら、行って来い」
「わ、わかりました。行って来ます!」

「朋也君、誰か忘れていないかい?」
「後だ後!」





「え、ええと……」


「――CLANNAD、始まります」


「最後まで、楽しんでいってくれると嬉しいです」


「それでは、幕開けです――」



Welcome! Welcome to "CLANNAD"







あとがき


 つー訳でCLANNAD始めます。よろしくw

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