『博麗神社で昼食を』(2006.08.20)

 その日は、記録的な猛暑であった。
「あぢい……」
 後に『文々。新聞の主筆、暑さにやられ湖に墜落』という見出しの新聞がばら蒔かれる程の直射日光を博麗神社の庇で避けて、心底参ったといった風体の霧雨魔理沙がそう呟いた。
「だらしがないわね、これくらいの暑さで」
 と、魔理沙と同行していたアリス・マーガトロイドがそう窘める。
「というかね、服を着なさいよ、服」 続きを読む →

『レミリア・スカーレットの初体験』(2005.08.04)

 廊下がいつになく騒がしいせいで、レミリア・スカーレットは目を覚ました。
 聞こえてくるのは、複数の足音と、引っ切りなしに扉を開け閉めする音。
 何時ぞやのように、侵入者か。最初はそう思ったが、その割には慌ただしさがない。
 寝間着のまま部屋から出て顔を出して見る。すると、向かいの書斎にメイド達が出入りしていた。
「一体どうしたの?」
 メイドを一人捕まえて、訊く。
「あ。お、おはようございます。お嬢様」 続きを読む →