ドラテクその3


<ギヤポジション>

みなさんは、ストレートの後半からコーナーの進入でギクシャクすることはありませんか?
コーナー進入時はシフトダウンするものと決めつけていませんか?

私は、コーナー進入時にシフトアップすることが時々あります。
(生駒のフィニッシュの登りを2速、続く左直角コーナー進入時に3速へ。
下市の右だらだらコーナー手前の非常に短いストレートを2速で一瞬加速後、すぐに3速へ)

コーナー進入時に限らず、スピード調節が必要な場面では、高いギヤ(2よりも3、3よりも4)の弱いエンジンブレーキをメインにスムーズに減速して行くと、ギクシャクすることがなく、より速い進入スピードをキープできます。

低いギアで突っ込んでいくとエンジンブレーキが効き過ぎ、ギャップをまともに拾うし、スピードが落ち過ぎる傾向があります。
かといって、低いギアのままクラッチを切って進入しようとしても、これまたスピード調節が難しくなります。

さて、高いギアで進入すると、立ち上がりでエンジンがついてこないため、このままでは遅くなります。
それを解決するのが半クラッチです。
少なくとも125ccでは、ほぼ全てのコーナーの立ち上がりで半クラッチ加速を行うことになります。
逆に半クラッチを使わなくてもそこそこ加速できる場合は、進入時のギヤが低すぎると考えた方が良いと思います。

ただし、登り坂では半クラッチ加速を行うよりも低いギヤで確実に高回転をキープした方が良いようなので、この場合には、高めのギヤで進入し加速を開始する直前にシフトダウンを行うのが良いようです。
(生駒のフィニッシュの登り右コーナーなど)

コースを攻略する上でギアの選択は極めて重要です。練習走行で理想的なギアとシフトタイミングをつかみ、レース中もその通り確実に実行できるようにしましょう。

迷ったら1速高めのギヤを選んでおくと間違いないでしょう。